人生はくだらない/つまらない、そう思って空虚な日々を過ごしているそこのあなた。
おめでとうございます!!
っというと少し語弊があるかもしれませんが(笑)、少なくともあなたの精神はかなりまともに働いていると思います。
っと今日は柄にもなくちょっと真面目なお話をします。w
人生を何故くだらないと感じるのか!?
健全な心を持った人がこの世界を見て、絶望感や虚無感を抱くことはむしろ自然では無いかと僕は考えています。
というのも、くだらない価値観に固執、執着する大人が社会の大部分で権力を持ちジャイアンの様に俺様論を語る。
自分より下の立場や若い人に、「デタラメに振ったバットが運よく球に当たっただけの、ハリボテの成功哲学を押し付け束の間の悦に浸る。」という構造が僕が経験した他ジャンルのどの世界にも存在していました。
誤解を恐れずにいうのであれば、他人の悪意に不感症な人にとってこの世界は素晴らしく楽しい世界に映ることでしょう。
”社会的な地位が高い人ほど、サイコパシー性が高い傾向がある”という相関関係を示すデータがあるように、他人への共感力の欠落(サイコパシー性)が富や地位をもたらしてくれるこの歪な世界で生きる私たちの短い人生は、果たして「くだらなくない。」と言えるのでしょうか!?
感度の正常なアンテナを持っている人の心のスクリーンには、この歪んだ世界が高解像度で映っていることでしょう。
IQが高過ぎる人間は自殺願望を持ちうつ病になりやすいという話にも通じる所がありますね。
ゾンビ化して捕食者になる
例え子供時代に感じた世界は無条件に美しくワクワクに満ち溢れていたとしても、大学を出て社会人を数年も経験すれば大抵の人の心と精神は、資本主義の競争原理の渦に巣食う魔物に食い尽くされ、気付けば自分も魔物の一味になり新たなる若者を食い尽くす側に回ってしまいます。
まさに奪われたものが、今度は奪う側に回るゾンビの世界ですね。
ここまでくれば、人生はある程度楽しいと感じるのかもしれません。
ゾンビも実は人肉を食べている時には最高のエクスタシーを感じているのかもしれませんし、人肉を探して彷徨っている時にも心の平穏があるのかもしれません。
ただ間違いなく言えることは「あなたが楽しいと感じる対象は、心が壊れる前と後で大きく変わる。」ということです。
普通、ゾンビになる前は人肉を食べたいと思いませんよね!?(笑)
心が壊れると人生楽しくなる!?
心が壊れた人は社会的に見たらまともな人が殆どです。そして社会的に良い人です。
社会的にまともで良い人とは、
会社に勤め、組織の戒律を守り、家族を作り、ローンを組んで家やマイカーを買い、税金を納め、冠婚葬祭をきっちりこなし、子供には将来楽をさせたいと教育や習い事などに教育費を使い、流行り物を買いきっちりと消費活動をする。
どれも決して悪いことではありません。
ただ心の壊れていない人にとってこれらの要素は、何一つ人生を満たすことと全く関係がないと感じると思います。(笑)
私は現在こういう世界の人々とは殆ど関わり合いを持たない生活をしているのですが、たまの集まりなどに参加してこういう普通の世界観を持った方々と話をすると強烈な違和感を感じます。
そして、職業や趣味、生活環境の多少の違いはあれど根底に流れている性質は同じで、金太郎飴のように量産型特有の優しさと良識と笑顔があります。
そういった人々と話をする度に私はひどく悲しい気持ちになります。
何故ならその笑顔には、人間性や人生の尊厳を揺るがす歪んだ世界からの圧力との戦いに敗れ、迎合せざる負えなくなった人々の、深く悲しい業が滲んで見えるからです。
そして今の人生は完璧ではないにしろ、そこそこ満足のいくものだと考えています。
魔物に食われた後の人生の楽しみがいつの間にか、「自分の出世、資産、子供の学歴、周りより優れた配偶者、豪華な食事や酒、人から羨ましがられる高級品。」などに変わってしまいます。
この中に子供の頃に本当に欲しかったものはいくつあるのでしょうか!?
少なくとも私が知る限り、これらのものを本当に欲しがっていた友人は学生時代、私の周りには存在していませんでした。
しかし、満たすべき欲求がある事で人生でなすべきことは明確になります。
出世やお金を稼ぎたいのであれば、誰よりも働き、他人を出し抜くことに人生のウエイトを置くでしょう。
ハンサムな男性と結婚したいのであれば、メイクやファッションなどの自分磨きに精を出すでしょう。
そしてこれらの欲求を徐々に満たす作業そのものに、人生の喜び・楽しみを感じるでしょう。
そうすると人生は楽しいと感じるものになるのかもしれませんね。
但しその欲求を満たす対象は幻ですのでいつまでも満たされない、無間地獄がそのさきに待っているのですが......
あなたはそのままでいい
そんな無理ゲーをプレイして楽しいと感じる人はおかしな人ですよね!?しかし、世の中の95%以上の人はこのゲームに参加しそれを周りにも強要します。
一番は私たちの両親がそれに当たります。
戦後の高度経済成長期で右肩上がりの景気を経験し、黙って何もしていなくても正社員でありすれば、毎年給料と生活水準が上がる世界で暮らしていた世代には到底今の現状は理解出来ません。
人生をくだらないと思えるのはあなたが、魔物や同調圧力に毒されずに健全な精神を保っている証だと私は考えます。
決してあきらめず、迎合せずにそのままでいて欲しいです。
感度の良すぎるアンテナを維持し続けるのは、とても辛い作業になると思います。
くだらない世界を受信する高感度のアンテナを維持するメリットなど一見ないように思えるでしょう。
しかし、必ずあなたのその「違和感を感じとる心」は芥川龍之介の「蜘蛛の糸」で仏が天界から地獄に垂らした一筋の糸の様に助けとなる日が来るでしょう。(もちろん、話の通り糸が切れてしまえばそれまでですが。)
私アルファもそんな少数派である皆さんの側の人間だと自負しています。
今日は少し(かなり!?笑)硬い話になりましたが、少しでもこれを読んだあなたの気が楽になってくれたら嬉しく思います。