今回は挫折を経験した時にどう乗り越え、目標を達成できるようになるのか解説した記事になっています。

挫折を乗り越え成功にいたるには、失敗が必須という前提条件を受け入れ、失敗に耐えうる心の受け身の方法を覚えておく必要があります。
僕の場合、 10代ではほとんど挫折をした経験がありませんでした。
一生懸命にやっていれば、社会も大人も応援してくれるので、今思えばかなりイージーモードだった気がします。
そのツケは全部、挫折を知らないまま渡米した後に一気に払わされることになりましたが。笑
挫折したことない?それってただ・・・・
挫折を経験したことのない人は単に”運が良かっただけ”か”勝てる戦しかしていない”だけだと思います。
本人からすると「色々新しいことに挑戦しているよ。」っと感じていても、実は無意識に自分が得意なことや、負けるリスクが低いことしか挑戦していないケースがあります。
勝ち目のないことについては「興味ない。」っと言って挑戦をさければイイだけなので、周りから見ても”無双”な人に見えるのが特徴です。
こういう人は社会に出た瞬間に会社や上司から「どうしても断れない勝負」を課せられ、負けた途端にプライドがバキバキにへし折られ強烈な挫折を経験します。

挑戦すれば失敗する。これ当たり前。
起業や株、FXなどの投資でも9割は失敗するというデータがあります。
つまり僕らはナニに挑戦してもほぼ負け戦なわけです。
負けない唯一の方法=戦わないこと
という式が成り立ち、”言われた仕事以外ナニもしない”、”傷つくのが嫌だから挑戦を諦める”っといった思考に陥ります。
よくいう死んだ魚の目のサラリーマンはこういう思考なのかもしれませんね。
挑戦を恐れず挫折から立ち直るには
失敗を回避するのがほぼ不可能とわかったら出来ることは、受け身の練習です。
あなたの行く道の先にリーチマイケルが立ちはだかっていて、通ろうとする度にタックルしてきたら無理ゲーだし大怪我しますよね。
策としては、彼のタックルを弾きとばす強靭な肉体を筋トレで手に入れるか、華麗なステップで彼のタックルをかわす脚力を身につけるか。
どちらにせよまず1回の挑戦ではクリアー出来なさそうです。
何回も挑戦するには、一回の失敗で大怪我をして、退場にならないようにする為の受け身が必須です。
受け身が上手ければダメージが少なく、次の挑戦への意欲も体力も維持できます。
その受け身の役目をはたしてくれるのが、”言葉の意味を変える”&”リアプレイザル”になります。
言葉の意味を変える
僕らは言葉によって勇気づけられ、感動を与えられ、傷つけられ、癒されます。
言葉がマインドに与える影響力は皆さんもすでにご存知だと思います。
そこで実践してもらいたいのが失敗の意味を変えてしまう技です。
今までは「失敗 = 出来なかった」としていた言葉の意味を、「失敗 = 出来ない方法を学んだ/フィードバックを得た」に変えてしまいます。
失敗学の提唱者である東京大学名誉教授の畑村 洋太郎さんも失敗は「許される失敗」と「許されない失敗」に分けられると言っています。
「許される失敗」とは成長と進歩に必要なもので、「許されない失敗」は同じ失敗を繰り返すもの。
つまり次の挑戦の成功率を上げる為の許される失敗は存在していて、フィードバックとして有効活用できるということです。
失敗が悪なのではなく、失敗からきちんとデータを取らず次に生かさなかったり、挑戦をやめてしまう行為が悪なのです。

リアプレイザルを実行する
リアプレイザルとは簡単にいうと”ネガティブな感情を再評価する方法”です。
「緊張で体が震える」と思っていたら、「これは武者震いだ!!」と解釈したり、「心拍数が上がって汗が出てきた」 と感じたら、「ワクワクして興奮してきた!!」などマイナスな感情表現をプラスの表現に書き換えます。
僕ら人間の感情は実はすごく騙されやすい性質を持っているので、このシンプルな方法だけでも十分な効果が得られます。

失敗が続くと、例えそれが成功にいたる為のデータ集めだとわかっていても、体が萎縮してしまう時があります。
そんな時はリアプレイザルで、自分の体の反応と感情をポジティブに書き換えましょう。
まとめ
一部の天才を除き、僕を含めほとんどの人は、一つの成功体験を獲得するまでに、その何十倍もの失敗と挫折を経験するでしょう。
失敗をフィードバックと解釈し、リアプレイザルでネガティブな感情を書き換えることで、今までよりずっと心の受け身が上手になります。
