仕事に行きたくなさ過ぎて吐き気や涙が出てくる。
大袈裟ではなく、こんな経験をした社会人は多いのではないのでしょうか!?
2017年の厚生労働省の調べ
- 心の病で労災認定されたのは506人。
- 前年と比べて8人増で過去最多を記録。
- そのうちの約半数が30代以下。
- 約3割の1カ月平均残業時間が100時間以上だった。
参考文献:心の病で労災
労災認定が降りなかった、または申請しなかった人を入れると実際はもっと多いでしょう。
過酷な労働環境で神経をすり減らす生活・・・けどどれも自分で選んだ選択なはず。なんでこんなことに?
目次
なぜ仕事に行きたくないのか
言い分はあるにせよ、職業選択の自由が認められている日本では、ほとんどの人が自分の意思で仕事を選んでいます。
現在の仕事を選んだ理由は
- 給料がいいから
- 異性にモテるから
- 楽そうだったから
- 将来安定だから
- 採用してもらえそうだったから
- 好きな業界だったから
など様々でしょう。
その仕事を選んだ時には、他の仕事と比べ何かしらのメリットを感じたはずです。
ただそのメリットを大きく打ち消すデメリットがあなたの心と体を打ちのめし「仕事に行きたくない・・・」と思わせているのです。

その仕事を選んだ理由って・・・
たぶんほとんどの人が仕事についてメディアの影響を受けまくっています。
キムタクが美容師役をやって大ヒットとしたドラマが昔ありましたが、進路希望のアンケートに『美容師』と書く同級生が大勢いてビックリした記憶があります。

数年後実際に美容専門学校にいって美容師になった友人もいましたが、数年して辞めてしまいました。
結局誰かに刷り込まれたイメージと情報で好きだと思わされている場所に行くと、想像と違う現実にぶちのめされます。
つまりあなたは心の奥底では気付いているのです。今やっている仕事や生活が求めているものと全く違うことを。
それで吐き気や涙として、全力であなたにSOSのサインを出しているんです。

本当にやりたいことをしていない
『生活の為に仕事をしているのか、仕事の為に生活しているのか。』当初の目的を忘れていませんか?
あなたがしたいことをする為にお金が必要だったのでは?
僕の旧友にも夢を実現する為の資金づくりにビジネスを始めた人がいます。
ただ今ではビジネスが彼の生活のメインとなり、夢はもうあきらめたそうです。
ビジネスという新たな楽しみを見つけた彼は運がいい例であって、ほとんどの人はやりたいことをする為に「やりたくないことをしなければならない。」と思っているのでしょう。
それが大きな間違いです。
なぜやりたいことが出来ないのか?
やりたくないことを生活の中心にした先に待ち受けるのは、先細りする情熱と惰性です。
やりたいことをする為に選んだ仕事ならば目的は明快です。
『金、技術、人脈』
これらを手に入れることが目標なので、会社に依存することなく目標を達成してしまえば、退社や転職するのも気軽です。
ゴールが見えていることには、人間は大抵耐え切れるのです。
ゴールもなく合図がなるまで永遠と走らされるのと、決められたゴールに向かって走るのではどっちが気持ち的に楽か、想像に難しくないですよね。
ただほとんどの人が激務に追われ、やりたいことを忘れてしまいます。
それなら、やりたいことの為に初めから仕事をするのを辞めてしまえばいいのでは?

食えなくなるのが怖いからは幻想
仕事をやめられない一番の理由は「食えなくなるから」でしょう。
要はお金がないと家賃も払えないし、食うにも困ると。
けど本当にそうでしょうか??それってちゃんと自分で調べましたか??
不安の正体ははっきりとしないボヤけているから怖いのです。
幽霊の正体見たり枯れ尾花(実体を確かめてみると案外、平凡なものであるという意味。)
なのです。
はっきり言いましょう、今の時代にここ日本国で餓死することはありません。
そのための社会保障制度がしっかりと機能しています。
日本国民であれば、健康で文化的な最低限度の生活を保障されているのです。
生活保護に限らず、あなたが不安に思っていることは、大抵思い過ごしと知識不足からくる勘違いです。

お墓に行くといい
そんな時は死について考えるといいです。
ラテン語にも「Memento-Mori(メメントモリ)」という言葉がありますが、死を意識しながら日々を送ることは、勇気を持って行動をしなければいけない時にはとても役立ちます。
僕はよく悩み事があると死を感じる場所にあえて近づくようにしています。
一番手頃(!?)なのがお墓です。
中にまで入る必要はないのですが、お墓をみるだけでも「この中には夢半ばで散っていった命があるんだよな。」っと考えさせられ、自分の悩みを冷静に分析できる心持ちになれます。(場所によっては関係者以外立ち入り禁止の場所もあるので注意。)
まとめ
仕事に行きたくなさ過ぎて吐き気や涙が出てくるのは明らかに異常事態です。
本当に好きなことをする為に、嫌なことはしなくていいです。
けれど現在の仕事とライフスタイルを選んでしまった自分の価値判断を見直さなければ、同じ轍を踏み続ける危険があります。
まずは体と心が壊れる前に全力で逃げましょう。逃げも戦法です。
心と体を回復させてから、次の一戦に備えましょう。
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自分がもうダメだと思った時は全力で逃げていい。逃げる先はココがオススメ。
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