「自分はなんでいつまでたっても成長しないんだろうか・・・?」
同じミスを繰り返したり、取り組んでいることの成果が全く出ないと凹みますよね。
世間ではそういう人に対してすぐに成長しない人というレッテルを貼ってきます。
けど本当に成長しない人なんているんでしょうか?僕は『成長しない人=砂漠に水を巻いている人』と思っています。
つまり水を巻く場所さえ変えてしまえば物事は一気に好転します。
成長しない人の特徴:感覚だけで判断している
水を巻く場所とはつまり努力の仕方です。
大抵の成長しない人は別に怠けているわけではありません、本人なりに色々と試行錯誤しているつもりなんです。
ただトライ&エラーのエラーの部分の解釈が大きく間違っていて、結果同じミスばかり繰り返してしまいます。
例えば最近体に脂肪がついてきたと感じたあなたは、ジムに通って運動を始めます。
しかし一向に脂肪は減らず、運動の後は食欲も増すので体重は全然変わりません。
この時、成長しない人はどう考えるかというと「ジムに通って運動するのは意味ないな。退会しよ。」っと考えるわけです。

運動や筋トレをすることで体に筋肉が付きます。
筋肉は脂肪よりも重いので『体重が変わらない=筋肉がついて脂肪が減っている』っというわけです。
筋肉が増えれば基礎代謝が上がるので自然と同じ生活をしていても脂肪が燃えやすくなります。
つまりダイエットは順調だったわけで、気をつけるべきは運動後の食事内容だけでジムに通うことは間違っていなかったわけです。
変えるべきは食事内容であって、ジムを退会することではなかったのです。
このように成長しない人は実際のデータに基づいて考えるのではなく、感覚だけを頼りに決断を下すので周りから見ると一貫性もなく同じミスを繰り返す「成長しない人」に見えるわけです。
自分の感覚を疑え
そこでまず成長しない人が取り組むべき課題は自分の感覚を疑うことです。
僕たちの価値判断の基準はほぼ幼少期の親の影響が大きいと言われています。
親がしつけと称してあなたに価値判断の初期設定を与え、その上に経験を積み上げているだけです。
つまりもし最初の土台の位置が間違っていたり歪んでいたら、いくら上に積み上げてもそれは歪な建造物になるだけです。
成長しない人は成長しないように幼少期に初期設定を組まれているので、いくら努力しても明後日の方向に向けてボールを投げているだけ。そのボールが狙った場所に届くことは一生ないでしょう。
なのでまずは自分の価値判断の基準、つまり快不快に思う感覚を疑いましょう。
ちゃんとした理由がなくなんとなく嫌いなことってありませんか?その場合は親による刷り込みの可能性が多いにあります。
一度じっくり考えてみてください。
思い込みは見えないものを増やす
自分の感覚を疑うことは大多数の人にとって、かなりきつい作業になると思います。
人は誰もが自分は正しく物事や世界をとらえていると信じたいものです。
ただし何かを強く信じた時点で必ず僕らの認識には偏りができます。
騙し絵と同じ容量で一方が見えれば、もう一方が見えなくなるのです。
成長できない人はこの思い込みが極端で、物事を一つの視点でしか見えず、いつまでたってももう一方の絵が見えてきません。
成長しない人でも気づいた瞬間成長できる
新しい視点で見る考え方に気づいた時点で、もう成長しない人は存在しません。
違う絵が見えたその瞬間に、すでに成長しているからです。
成長しない人は平面のマップの上のルートひたすらぐるぐる回っているだけだったのが、視点を変えることを体得した今は立体的にマップを縦横無尽に移動できる思考能力を手に入れたのです。
もしあなたの周りに成長しない人がいたとしたら、その強い思い込みを自覚させてあげる手助けが出来れば一気に変わるかもしれませんよ。
そしてあなた自身が成長しない人だった場合も、自分の感覚を疑い、思い込みの激しさに気づけば今日から成長できる人へと生まれ変われます。