
文化庁が出している「国語に関する世論調査」のデータを見ると、いかに大人が読書をしていないのかわかります。
国語力はすべての学力と思考力の基礎となる力です。
生き馬の目を抜く超情報化社会の現代ではビジネスマンには『情報収集+分析・思考する能力』は必須なスキルです。
しかし脳も筋肉と同じで使わないとどんどん衰えていきます。
読書で情報をインプットすることはすなわち頭の筋トレ。
つまり大人になってから読書を続けているだけで、圧倒的に周りに差をつけて勝ち組になれるチャンスがるわけです。
なのに一体どれくらいの日本人が読書を習慣化しているか知っていますか??
1か月に1冊も読まない人が半数近い日本人はオワコン
衝撃的なデータですが1か月に1冊も読まない日本人は47.3%もいます。
日本人の1ヶ月の読書量
1ヶ月に3、4冊読むだけで上位10%以内に食い込めてしまいます。

いやいやいや!世界中そんなもんだから。日本はマシな方。
本当にそうでしょうか?ソースは?
こちらのグラフをご覧ください。↓
世界の読書時間ランキング
参考文献:Which countries read the most?
週にどれくらいの時間読書に費やしていますか?っという調査の結果、ランキング1位はインドの10時間42分です。
日本はというと韓国に続いて下から二番目の4時間6分、トップのインドの半分にも満たない読書時間です。

日本人は読書について大きな勘違をしている
日本人の読書についての考え方には大きな間違いがあり『最も読書すべき時期はいつ頃だと考えるか』の調査の解答でその顕著な傾向がわかります。
最も読書すべき時期はいつ頃だと考えるか
「9 歳以下」= 18.8%
「10 歳代」=40.7%
「20 歳代」 =8.7%
「30 歳代」= 2.1%
「40 歳代」=1.0%
「50 歳代」= 1.3%
「60 歳以上」= 1.5%
「年齢に関係なく いつでも」= 21.8%,
「特にそういう時期はない」=3.3%
なんで10代に読書するべきって限定するのか意味不明ですね。笑

普通ならば「年齢に関係なく いつでも」「特にそういう時期はない」が半数以上になるべきところですが、この数字ではっきりと日本人は『読書は子供の頃にするもので、社会にでたら必要ない』っと舐め切っていることがわかります。
むしろ記憶力が低下してくる中年期こそ、新しい情報に触れて積極的にインプットをするべきではないのでしょうか??
結局どんどん本を読まなくなる日本人
ただでさえ読書量が少ないのに、調査はさらに悲しい日本人の読書量についての結果を示しています。
最近の読書量について
「読書量は減っている」= 67.3%
「読書量は それほど変わっていない」= 24.3%
「読書量は 増えている」= 7.1%となっている。
なんと67.3%の人が読書量が減っていると答えています。
情弱はますます情弱へ
本を読まずにスマホだけで情報収集をする世代が増えると、必然的に増えるのが情報格差です。
ネットで流れるソース不明な情報を鵜呑みにする世代は、かつてのTV信者だった昭和世代とかぶるところがあります。
どちらも受け身の情報収集で言われるがままに信じてしまう、完全に思考が停止している点です。
少し前にもTVで放送された『億り人の特集』を見て仮想通貨ブームに乗った人は直後の大暴落で偉い目にあいましたよね。
書籍を読まず論理的な思考能力を身につけられないまま大人になった人は、ますます情報弱者(情弱)として搾取される人生を送るでしょう。
逆を言えば読書を習慣化させ月に数冊以上読む人はそれだけで、騙されず人より先に利益を得る可能性が上がるとも言えます。
情報弱者として生きるのか、それとも読書習慣を身につけて上位に食い込む考え方を身につけるのか、あなた次第ですが。